部屋が寒い。
エアコンをつけることがどうしてもできない。
小さな電気ストーブを使っているが、これじゃまるでマッチ売りの少女だ。
「言葉を商品にする」という世界はとても厳しい。
水や空気と等しく、言葉は人々の生活に溶け込んでいて尊いはずなのに
言葉の価値はとても安く見積もられがちだ。
あたたかい生活をクリエイトしたい。
この名古屋という地でもがいている。でも、無味無臭の言葉を売り物にするなんて
無理があったのかもしれないと、朝目覚めるたびに後悔してしまう。 このまま実家に帰って少し迷惑そうな顔をされたほうがいいのかと悩んでいる。 r